エステティシャンの仕事 どんな職業か エステティックのもともとの意味は、審美、美学ということですが、現在のエステティックの場合、 「全身美容」という訳語が当てられるように、髪を除く全身の手入れを指しているといってもよいでしょう。 そのエステティックを行う店がエステティックサロンであり、そこで働く専門技術者が、エステティシャンです。 エステティックの領域は大きく分けると、フェイシャルトリートメント、ボディケア、脱毛、カウンセリングの四つになりますが、 エステティックサロンによって、この全部を行う場合と、一部のみを行う場合があります。 エステティックの基本は、まずフェイシャルトリートメント、すなわち顔を中心にした肌の手入れだといえます。 ボディケアは、全身の肌の手入れとプロポーションに関わる技術です。 また、美容脱毛としては、専用ワックスや美容電機脱毛器を利用した方法が一般的です。 エステティックの領域の一つとして挙げたカウンセリングは、主に初めてのお客に対して行います。 お客の肌の状況や要望を聞き、どこがどんな状態で問題があるのかを見きわめます。 毎日の手入れをどうしているのかを聞き、それに対してよりよい方法をアドバイスします。 その上で、どんなエステティックの方法を採るかを決めていきます。 お客に「快適さ」「心地よさ」を感じてもらうことも、エステティシャンの大事な要素だといえます。 この職業に就いている人たち この職業に就いているひとは、全国に推定で約3万人といわれています。 とくに大都市周辺に多いようです。 就業者の多くは若い女性で、毎年2,000人程度の入職者がいるとされています。 この職業に就くには 医療関係者ではありませんが、エステティシャンは人間の身体にかかわるのですから、人体の構造(生理・解剖学)や精神面(大脳生理学・心理学)、 中でも仕事の直接の対象である皮膚の知識、さらに仕事の道具である化粧品、 美容機器の取扱いについての正しい知識が必要ですし、そうした知識を人にわかるように正しく説明する能力も求められます。 最近では、さまざまなタイプのエステティシャンの養成機関が増えてきました。 また、各エステティック専門店で研修期間を設け、OJT教育を徹底している所も多く見受けられます。 エステティシャンは、先に述べたように社会的責任が大きく、正しい知識や技術が要求されるため、専門のエステスクールで勉強をするのが望ましいといえます。 この職業の歩みと展望 エステティックの仕事、とくにフェイシャルトリートメントは「美顔術」と称して、美容室を中心に明治時代から営業されていました。 これを全身美容としてトータルにとらえエステティックと称されるようになったのは、 わが国では1970年頃からで、1980年代後半から急成長を遂げました。 かつては、一部の女性の間でのみ利用されていたエステティックサロンも、 現在では年齢も属性も幅が広がり、多くの女性が定期的にサロンへ通うようになりました。 また最近では、男性の利用者も徐々に増えているようです。 このためエステティシャンの需要は伸びると思われ、それに伴い、供給もかなり増えると推測できます。 労働条件の特徴 現在、ほとんどのエステティシャンは、店に属し、月給制になっています。 仕事を持つ OLの利用者も多いため、エステティックサロンのほとんどは、昼頃から開業、夜9時〜10時頃までの営業時間が多いようです。 基本的に予約制を採っているので、営業時間外労働はほとんどありません。 立ち仕事であるのがこの職業の特徴ですが、仕事内容はさほど重労働ではありません。


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